この記事では、EU圏外からEU圏内への発送のための送り状を作成される際に、ECプラットフォームや輸送業者がEUの輸入ワンストップショップ (IOSS) にどのように対応しているかををご紹介します。
IOSS制度は、150ユーロ以下の貨物に適用されます。
この記事は、ユーザーからのフィードバックや、輸送会社やeコマースプラットフォームからのアップデートにより、定期的に更新しております。
1. eBay:
eBayをご利用でEU加盟国への発送がある場合、お客様の側で必要な設定はございません。発送にあたってIOSS番号の明記が必要な場合には、Ship&coではeBayが提供するIOSS番号をシステム経由で共有します。お客様がご利用中の運送会社との連携の詳細につきましては、このリストに続く各運送会社の項目をご参照ください。
なお、eBay管理画面で宛先の「住所2」のフィールドにIOSS番号が挿入されているケースにおいては、住所が長すぎる場合や、一部の配送業者でエラーが発生する場合を除き、問題ありません。この場合Ship&coは、IOSS番号が含まれた状態でeBayから宛先データを同期しますので、そのまま送り状を発行いただくことで、出荷データに反映いただけます。
※ ご注意ください
・イギリス (北アイルランドを含む) はEU加盟国ではありませんので、現状、上記のeBayからのIOSS番号の自動取得の対象外となります。IOSS対象のイギリス宛の出荷の際は、Ship&coの注文画面にて手入力でIOSS番号の追記をお願いいたします。
・eBay管理画面にてIOSS番号が宛先の「住所2」のフィールド内に住所に続けて自動的に追記されていて、かつ住所が長すぎる場合に、住所よりもIOSS番号が優先されて自動入力されているケースが過去に確認されました。eBayセラーの皆様には大変お手数をおかけしますが、住所の入力に不備がないか十分ご確認の上、必要にお応じて手入力でご訂正いただき、送り状を発行していただきますようお願いいたします。
2. Amazonマーケットプレイス:
Ship&coで設定したAmazonストアの設定ウィンドウ内にて、IOSS番号を追加する必要があります。
「店舗」の設定に移動し、登録済みAmazonストアの欄にある「編集」をクリックして、セラーセントラルでAmazonが付与したIOSS番号を追加します。
マーケットプレイスの国ごとに1つのIOSS番号が付与されます。こちらのページで、各国Amazonストアの提供するIOSS番号をご確認ください。
3. Etsy:
Estyの出品者は、Etsyが提供するIOSS番号をShip&coのEtsyストア設定にて追加する必要があります。
4. その他のプラットフォーム (Shopify, Magento, WooCommerce):
もしIOSS番号をお持ちの場合は、Ship&coのインボイス設定にて登録していただくことが可能となります。番号は以下に挙げます運送会社によってサポートされます。
お持ちのShip&coアカウント1つにつき、1つのIOSS番号を紐づけることができます。
5. 日本郵政 国際郵便:
Ship&co内で登録されたIOSS番号は、2022年2月23日より国際郵便の通関電子データで有効な番号として使用されております。
IOSS番号は個人情報であるという観点から、国際郵便の配送ラベルやINVOICEには記載されません。
6. DHL Express、 FedEx、 UPS のIOSS番号の対応について:
EU諸国へのすべての出荷に対応しています。
Ship&co内で登録されたIOSS番号は、運送会社システム側で電子データとして扱われ、配送ラベルやINVOICEには記載されません。
7. Ship&co API:
Ship&co APIで作成された貨物は、以下のパラメータでIOSS番号に対応しています。"ioss_number"
"customs": {
"duty_paid": false,
"content_type": "MERCHANDISE",
"ioss_number": "IM9998889990"
},
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