以下は、Ship&coをご利用のeBayセラーおよび他のユーザーが、Ship&coの「設定」画面で登録いただくHSコードと内容物カテゴリーを正しく利用するためのガイドです。これにより、スムーズな通関と正確な出荷処理が確保されます。
*Shopifyをご利用のユーザーは、Shopify側の設定をご利用いただくと便利です (詳細はこちら)。
HSコードとは?
【定義】
ハーモナイズド・システム (HS) コードは、取引される商品の分類を世界的に統一する目的のために作られたコード番号であり、貨物を輸出入する際の品目分類に用いる輸出入統計品目番号のことです。日本からの輸出および名宛国・地域での輸入通関の際、税関がそのコードをもとにして該当する品目の関税等の税率を容易に調べることができ、通関手続の時間短縮に繋がります。
【構造】
世界共通のコードは6桁です。特定の宛先国・地域によっては、HSコードの細分類であるCNコード (HSコードにEU独自の下位分類を8けたまで加えた品目分類番号) やTARICコード (HSコードにEU独自の下位分類を10けたまで加えた品目分類番号) が奨励されています。いずれの場合でも、Ship&coの「内容物リスト」内のHSコード欄に登録いただき、ご利用ください。
【重要性】
正確なHSコードは正確な通関に不可欠です。
【キャリアの要件】
DHLやFedExなどのキャリアは、出荷後に詳細な説明を求める場合もありますが、HSコードの内容物カテゴリー名称として商品名のような情報を含める必要はありません。
もし詳細な商品名を品目情報としてラベルに明記したい場合、Ship&coの設定画面 >>「インボイス設定」にある以下の設定はいずれも「なし」としてください。そうしていただくことで、商品名がラベルに明記され、通関データとして利用されます。
- 内容物毎にまとめて送り状・インボイスの商品名欄に表記する (内容物毎に数量は全て1となり、金額は内容物毎の合計額)
- 商品名ではなく内容物名を送り状・インボイスの商品名欄に表記する
HSコード入力のベストプラクティス
【正確で一貫性のあるコードの使用】
煩雑な処理を避ける為にも、似たような内容物カテゴリー名称で同一のHSコードを使用することは避けてください。
悪い例:
「950300 - Action Figure」と「950300 - Anime Figure」に分ける
良い例:
「950300 - Toys and Figures」1つのみ使用
【不要な情報の回避】
HSコードは品目分類に用いるコードとなり、その説明としてキャラクター (ブランド) 名や参照番号、型番などを含めるべきではありません。
【カテゴリー vs 商品名】
内容物カテゴリーの名称が広範な分類を反映していることを確認し、特定の製品名ではないことを確認してください。
避けるべき一般的な間違い
以下のようなご利用はお控えください:
- 内容物カテゴリーにあまりにも多くの詳細を追加する。
- 内容物カテゴリーを特定の製品名に合わせる。
- 内容物カテゴリーにサイズ、バリエーション、型番などを含める。
- 正しくないまたは一貫性のないHSコードを使用する。
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